フックを治す1 チーピンとダックフック4つの原因と対策
苦しんだスライスを克服すると、次にフックに悩む人が少なくありません。
フックは3パターンに大別されます。
- 左に飛び出し左に曲がるチーピン
- 真っ直ぐ飛び出して左に曲がるダックフック
- 右に飛び出してから左に曲がる
今回はチーピンとダックフックの原因と対策についてご紹介します。
フックとなる4つの原因と対策
チーピンとダックフックにはほぼ共通の原因が考えられます。
特に注目すべき点はダウンスイングからフォロースルーにかけての動きになります。
下記4項目のいづれか、もしくは複数が該当していないかチェックしましょう。
- 下半身主導になっていない
- 右足に体重が残っている
- アドレス時の前傾角度を保っていない
- フォローでフェースが垂直になっていない
体重移動は下半身の動きを先行させ、ダウンスイング以降「手打ち」にならないように腰の動きを止めないことが重要です。
イメージとしては、前側左のポケットが背中側から引っ張られるような意識でターンさせると良いでしょう。
上半身が先行してしまうと、右肩が目標方向に突っ込み過ぎてしまいます。
そのことでクラブはアウトサイドから下りてきてボールは左に打ち出されてしまいます。
きちんとした体重移動がなされないと右足に体重が残りやすくなります。
ダウンスイングは体重の平行移動から始動させることで、右足に体重が残らないようなスイングに改善できます。
前傾角度を保ったまま、「下半身主導」と「腰の動き」が理想の動きとなることで、上体が突っ込むのを防ぐことができます。
フォローでフェースの向きを確認しましょう。
実は一番多いフックの原因が右手の返しすぎ、によるものです。
右腕が地面と水平になったとき、フェースの向きは地面に対して垂直になるのが理想です。
フェースを返しすぎることでフック回転になってしまいます。
正しい手首の使い方をすれば、地面と右腕が平行の時点で、右手親指が自分から見えているはずです。
ヘッドを低く長く出すイメージで振り抜きましょう。