フックを治す2 右から左に曲がる2つの原因と対策
3パターンに大別されるフックですが
- 左に飛び出し左に曲がるチーピン
- 真っ直ぐ飛び出して左に曲がるダックフック
- 右に飛び出してから左に曲がる
今回は3番目の「右に飛び出してから左に曲がる」の原因と対策についてご紹介します。
打ち出しが右に出た後、飛行中にボールが左へ曲がるという軌道は、場合によってはドローという呼び方もされます。
ショットが成功すればドローと呼びますが、失敗したらフックですね。
反対にスライス気味に曲がっていくことをフェードと呼びますが、こちらもショットを失敗すればスライスです。
ストレートに打っているつもりでも、意に反して曲がってしまえばフックやスライス、ということです。
右から左に曲がる2つの原因と対策
今回の「右に出て左に曲がる」の最大の原因は、テークバック時点でクラブをインサイドに引きすぎていること、が考えられます。
そのせいでダウンスイングもインサイドを通過します。
インサイド過ぎるスイングでは、どうしても右腕を必要以上に使ってしまうため、ボールにフック回転がかかります。
これらの要因で、ボールは右に打ち出され、飛行中に左に曲がってしまいます。
【対 策】
テークバックでインサイドにクラブを引かないようにするため、ボールの右足寄り20センチあたりにマーカーなどの目印を置き、ヘッドがそこを通過するようにテークバックしてみましょう。
また、インパクトでは右手首の返しを防ぐため、ヘッドを目標方向に押し出すイメージでスイングするのも効果的です。
意図しない軌道のフックでも、曲がりすぎず、狙って打てるようになれば、見事なドローヒッターになります。
日本よりも海外プロのほうがドローヒッターは多く、フェードよりも飛距離が出ると言われています。
フックに悩んでいる方は、そのままドローヒッターを目指すのも悪くはないのでしょうか。