上田桃子と藤田幸希が来季シード権獲得!二人とも涙
先週末に愛媛県松山市のエリエールゴルフクラブで行われた「大王製紙エリエールレディスオープン」で、3位タイでフィニッシュした上田桃子と、26位ダイでフィニッシュした藤田幸希の2人が、来季のシード権を獲得しました。
上田桃子は今回の成績で賞金ランク55位から47位に、藤田幸希は50位ギリギリに滑り込み、それぞれ51位までとなるシード圏内を確定させました。
今大会、肋軟骨骨折が完治しないまま臨んだ上田桃子は、単独7位以上が絶対条件で、それでも他の選手次第では、という厳しい状況でしたが、6位→2位→2位→3位と安定した力で上位をキープしました。
藤田幸希も上田桃子からすれば「目に見えないライバル」の1人でした。
今年は32試合に出場するも、9戦で予選落ち2試合の棄権と苦しい一年でしたが、最後の最後にシード権を確定させました。
この日、先にホールアウトした藤田幸希は後続のホールアウトを待ち続け、50位確定の報せを聞くと涙を流して喜びました。
2日目を終えて予選通過を確定させた際には、病床の父親を思い、言葉を詰まらせながらインタビューに応えた藤田幸希ですが、この日は最高の報せを届けることができたことでしょう。
上田桃子も同じく涙で喜びを見せました。食事も喉を通らず気が張り詰めていたと言い、ホッとしていると語りました。
それでも持ち前の明るさは健在で、アメリカツアーの話に切り替わると、来月のQT(クォリファイング・トーナメント)を受けに行くかもしれない、と一挙両得を狙う姿勢も見せました。
主戦場は日本になるとのことでしたが、ノッているときの勢いというのもあります。
骨折が気にかからないようであれば、ぜひチャレンジして欲しいところです。
再びこの意気込みを
2人にはシード権争いではなく、優勝争いとか賞金女王争いに名乗りを挙げてもらって、来季の女子ツアーを一層盛り上げてほしいですね。
勝者あれば敗者あり。
2人とは対照的に、シード権を失ったのは上原彩子、ソン・ボベ、井芹美保子らとなっています。
アメリカツアーとの掛け持ちをうまく反映させる方法は無いものでしょうか。
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