上田桃子 藤田幸希 シード権争い 注目は賞金女王争いだけではない



先日行われたLPGAツアー「マスターズGCレディース」は優勝した横峯さくらに注目が集まりましたが、もう一人、上田桃子も注目を集めました。

アメリカツアーと二足のわらじも・・・・

上田桃子といえば2007年に21歳の史上最年少賞金女王の記録を打ちたて、翌2008年からアメリカのLPGAツアー参戦を始めました。ちなみに2007年には『おしゃれなゴルファーランキング』の1位を獲得しました。

また、歯に衣着せぬ言動にも注目が集まり、良くも悪くも輝いていた時期だと言えるでしょう。

2008年以降のアメリカLPGAツアーでは、1度の優勝経験もできず、昨年は57位、今年も不調から巻き返しができず、来季のシード権獲得がほぼ絶望的となりました。

さらに、日本のシード権も昨年の2012年限りで切れてしまいましたが、2013年の今年は国際ツアー登録選手として、年間最大8試合の主催者推薦枠での出場が可能という状態でした。

先週3位で光明が

崖っぷちとなった状態での先日の「マスターズGCレディース」では、初日に首位と1打差の2位につけ「あわや」を期待させてくれましたが、優勝はかなわず3位タイに終わりました。賞金も3日目の順延により75%となってしまったのもかなり痛い状況です。

しかし、3位フィニッシュでしたので“あすみんルール”とも呼ばれる特例ルールによって、今季もう1試合多く出場できることとなり、残り3試合に出場できる権利を得ました。

“あすみんルール”とは07年に辻村明日香がツアー戦で2位になりながらも次戦に出場きなかったことを受け、翌年からは3位までの選手に次戦の出場資格を与えるというルールで、辻村の愛称の「あすみん」から“あすみんルール”とも呼ばれるようになりました。

上田桃子は3位入賞で賞金ランキングも55位に浮上し、来季シード権獲得と50位までは約320万円差まで詰まってきました。なお、現在の50位は藤田幸希です。

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50位は藤田幸希

藤田幸希上田桃子同様2011年の優勝を最後に遠ざかっています。初日には上位に名を連ねることは多いのですが、最終日に向けて順位を落とす事が多く、週末を通して満足行くプレーができない、というのが現在の順位を表していると思います。2010年のメジャー制覇のときのような輝きを取り戻してほしいと思います。

横峯さくらと森田理香子の賞金女王争いに注目が集まりますが、シード権争いからも目が離せません。




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