松山英樹がビートたけしとラウンド 復帰への助言
今週末に静岡県御殿場市で開催される国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」を前に、先々週の中国上海で行われたアメリカツアー「HSBCチャンピオンズ」を初日で棄権した松山英樹が、プロアマの場でビートたけしと同組でラウンドしました。
背中痛を発症し、痛みをごまかしながらプレーするも、ついに悲鳴を上げた先々週の初日、松山英樹は自身初となる棄権を選択しました。
１週間の完全休養を経て、およそ２ヶ月ぶりとなる国内参戦となる今大会ですが「練習場でも良い球を打てない」という最悪のコンディションです。
この日のプロアマでは、ビートたけしの他、石田純一やゴルゴ松本と同組でラウンド。
『世界のキタノ』から貴重な助言をもらったり「北野武ワールド全開トーク」で笑いありの有意義な時間を過ごしました。
世界に飛び出せ
松山英樹のプレーには「すごい」とタメ息ばかりの北野武でしたが、「世界」をキーワードにした先輩からの助言となると「立て板に水」で話し始めました。
松山英樹と同い年の石川遼の名前も出した北野武は「日本だけじゃダメ。映画だって日本だけで売れてもたかが知れてる。外国が買ってくれてナンボ。これだけネットや衛星が飛び交う時代に日本国内にいる必要なんかない」と、活躍の場を世界に求める松山英樹の背中を強く後押ししたのでした。
「野球だってメジャーに行かないと。じゃんじゃん海外に出てイヤミの一つでも言われないと」と一足早く映画の世界で海外進出を果たしている北野武は、プレーとは反対に松山英樹へ先輩からの助言を言い渡したのでした。
結果を焦るな 良いこと続きの時に注意を
また、松山英樹が「映画のストーリーって、どうやって考えるんですか？」と訊ねると「松山君も今日の練習がすぐ結果には出ないだろう？でもパッとその技術が出るように、急に話が浮かぶことがある。常に考えなければいけないけれど、結果を焦っちゃだめだ」と格言のような名回答。
さらに、ギャンブルをしないという北野武持論を展開。「麻雀でイイ牌が来たらツキがひとつ逃げる。ツキは自分の仕事で欲しい。ゴルフも良いことが続いたら、気を付けた方がいい」と運やツキからくる好調時ゆえの注意点についてをアドバイスしました。
年内は国内に集中
松山英樹の年内スケジュールは、アメリカツアーには参戦せず、賞金王獲得に向けて日本ツアーにのみ参戦する予定です。
２ヶ月前に参戦した「ANAオープン」終了時には２位に約9,800万円の大差をつけており、７試合欠場でアメリカ参戦したにもかかわらず、約6,000万円差も開いたままで、賞金王は目前に迫っています。
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