スライスの原因 右腕の使い方
これまでもいくつかの「スライスの原因」に紹介してきましたが、今回は「右腕の使い方」についてです。
ゴルフを始めて最初にぶつかるであろうスライスの問題。
応急処置的に改善することも可能ですが、レベルアップを図るためにはキチンと解消することが重要です。
右ひじが開いてスライス
今回ご紹介する「右腕の使い方」ですが、スライサーで多く見受けられるのは、
- インパクトの手前の段階で
- 右ひじが開いている
というものです。
このパターンでは、大別して2つに別れると思います。
- ゴルフを始めた直後の人
- スライスを克服しようと腕力でカバーしようとしている人
です。
ここでは、特に上記2でお困りの方に解説します。
おそらく、通常の打ち方ではスライスするため、クラブのフェースを球に正対させようとするあまり、右腕に力が入り、結果的にスライスが治らない、という症状ではないでしょうか。
あるいは意識的に右腕に力を入れているかもしれません。
下の画像はインパクト直前の「間違ったスイングの写真」です。決してバックスイングではありません。
重要なことは、右ひじは開かずに絞った状態で打つこと、と認識することです。
スイングにおいて右ひじを開く動作は一切必要無い、と言っても過言ではありません。
特にこの「右ひじが開く」という動作は、録画した映像をスロー再生しない限り、なかなか判別しにくいものです。
一連のスイングの流れとその早さに、人間の目ではわかりにくいクセとも言えるでしょう。
右ひじを絞る(たたむ)練習方法
スライスを治す前に、右ひじを絞る(たたむ)練習をしましょう。
右ひじを絞った状態に慣れた後で、スライスを治す、という順番が正しいスイングに向けた正解となります。
- スタンス時には右ひじの内側を正面に向けるようにします。
- くれぐれも飛球線方向ではありませんので注意してください。
- バックスイング、トップでも右ひじは真下の地面に向けます。
- ダウンスイングでは思い切って右ひじを肋骨にぶつけるイメージで。
- このときコックをほどかないように注意。
コックを早めにリリースしても右ひじが開く原因にもなります。
実は本人が「右ひじなんて開いていない」と思っていても、映像で確認すると「まさか」というぐらい開いていたりすることも多々あります。
今は簡単にスマートフォンでも録画ができます。
ぜひとも活用してスイング向上に役立ててください。
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