宮里藍 全英リコー女子オープンは残念な結果



イギリスのロイヤルパークデールゴルフクラブで開催された全英リコー女子オープン。

期待された宮里藍は、残念ながら45位タイでフィニッシュしました。

初日は首位の上原彩子と4打差10位タイにつけました。

2日目は通算1オーバーで首位と7打差と離されましたが、2位グループとは4打差をキープ。

3日目も通算1オーバーでしたが首位と5打差に縮め、最終日の爆発に期待がかかりました。

 

宮里藍 11オーバーの大失速

ところが最終日は、スコアを縮めるどころか、通算12オーバーとなる大叩きをしてしまい、45位タイまで順位を落としてのフィニッシュとなってしまいました。

バーディは1つも取れず、7ボギー2ダブルギーの大失速。

敗因は「風を読みきれなかった」と語っています。

3日目まではリンクスでは考えられないほどの穏やかな風の中でのプレーとなりましたが、この日は風が一変。

「風への警戒心が不足」し、ショットが安定せず、弾道が左に外れるショットが多くなりました。

今大会まで不調だったのはパットのほうで、ショットは安定したいたにも関わらず、風に悩まされた結果ショットに狂いが生じた、というわけです。

その影響は、今大会から復調を感じ始めたパットにも及んでしまい、この日は36パットを要しました。

すっかり不調時のパットに戻ってしまったのです。

「今の調子がモロに出たと思う」とパットに関してもお手上げ状態に。

ショットもパットも不調に陥っての11オーバーでした。

 

宮里藍には何とか復活してほしい

これはとても残念です。

同じ11オーバーだとしても、仮に優勝を狙って挑戦した結果の11オーバーと、自身のミスが重なっての11オーバーでは全く意味が異なります。

3日間で少しづつ積み重ねてきた自信や手応えが、すっかりゼロに戻ってしまう可能性もあります。

今大会は結果的に11人の日本人が参戦し、初日に単独首位、8人が予選通過となりましたが、原江里菜の7オーバー21位タイが最高位と、日本人全体としても消化不良な大会となりました。

そうした中でも宮里藍は現役における海外組の先駆者として、アメリカツアーで上位争いを繰り返すような状態にまで復活してほしいと願っています。




サブコンテンツ

このページの先頭へ