正しいインパクト、理想の姿勢や打ち方と練習方法
ボールの飛び出しが高くなったり低くなったり。
けっこう信じている人が多いのですが、
「インパクトはアドレスの再現」なんて格言は一時代前の話です。
ここでは、インパクトを見直す人のために正しいインパクトをご紹介します。
「インパクトはアドレスの再現」ではない
下の写真を見ての通り「インパクトはアドレスの再現」ではありません。
インパクトの瞬間には重心が左足にかかり、グリップの位置も同様に左側に移動したハンドファーストになります。
このハンドファーストの効果で、クラブのフェース面はアドレス時よりも立っている状態になります。
すると、実際の使用クラブよりも大きな番手のクラブのロフト角でインパクトを迎えるわけです。
アイアンでいえば、1番手につきロフト角が4度変わるので、実際には2番手程度の8度ほど変わっています。
ロフト角が立った状態でインパクトした方が、ボールは高く上がらず飛距離が伸びます。
ハンドファーストで打つことにより、スイングの最下点の手前でインパクトを迎えるため、インパクト直後に芝がめくれることになります。
実際のゴルフ場、フェアウェーでないとわかりにくいですが、ぜひ打った後の芝を意識して確認してみてください。
ダフったわけでもなく、ボールの先の芝がめくれていれば「ハンドファーストになっている」という可能性は高いです。
練習方法
ロフトが立った状態を目指す練習方法は7番アイアンがオススメです。
- 左足荷重のハンドファースのトインパクトの姿勢でアドレス
- 膝から腰の間くらいまでバックスイング
- ゴロを打つイメージで低い球を打つ
- インパクトでは「打つ」のではなく「モノを押し出す」イメージで
- 身長以下の弾道で30~40ヤードを目安に
重要なのは、左足荷重であることです。
ハンドファーストを意識しすぎて、下半身どっしりのまま手だけ先行してはいけません。
下半身は左足荷重、へそは45度方向、両肩は目標方向と「ねじれた」姿勢が正解です。
その「ねじれ」が捻転差となって飛距離を生み出します。
仮にヘッドスピードが上がらなくても、ロフトが立って捻転差の効果により、抜群に飛距離が伸びるようになります。