ダウンスイング 切り返しから下半身主導で
体重の平行移動から
トップからいよいよボールを打ちにいきます。が、ボールに向かって力を入れてはいけません。
まずは体重を左方向に平行移動します。
イメージとしては左肩、左腰、左ひざがほぼ同時に左に平行移動するようにしましょう。
細かな順番としては、
- 1.左足の踏み込み
- 2.左腰と左ひざが平行移動
- 3.上半身
- 4.腕
- 5.クラブ(ヘッド)
の順番で動いていきます。すべて前傾は保ったままの動きです。
左足の踏み込みから始まって、つられて左ひざと左腰が平行移動し、腰の回転が始まります。
その動きに引っ張られて上半身が動き、上半身に引っ張られて腕が動き始めます。
この流れが「下半身主導」と呼ばれています。
この結果、最後に引っ張られるクラブはタメが効き、飛距離を生み出すスイングとなります。
重要なのは、1個づつ動かすわけではなく、間髪入れず流れるように動かすことです。
右足に70%乗っていた重心を左足に移し、腰と左ひざを平行移動し、腰を回します。
そうすることで体重移動にコンマ数秒遅れてカラダの回転が始まります。
また、腕が引っ張られる動きでは、ボールに向かって腕を振り下ろしてはいけません。
右肘を横腹にぶつけるイメージで右わきを締めて振り下ろします。
この動きでクラブが立って下りてきます。
これもタメをキープするポイントです。
さらに、スライスの原因となるアウトサイドからの振り下ろしを防ぐことができます。
ハーフウエーダウンの位置では
クラブが立って下りてくる場合、飛球線後方から見ると、ハーフウエーダウンの位置では右前腕がクラブに隠れます。
クラブが右腕より上下に外れていると正確なインパクトができなくなります。
この、クラブが立っている状態のとき、左腕とクラブは角度が90度程度になっているはずです。
その手首の状態を「コック」と呼んでいます。
コックが出来ていればタメが効いたスイングができわるわけです。
多いのは、このコックが早くほどけてしまう人です。
手首がハーフウエーダウンの位置なのに、すでにクラブが地面と平行か、すでにヘッドがボールに向かっていってしまう人をかなり見かけます。
それでは飛距離も落ちますし安定した方向性になりません。
また、肩の回転は地面と平行ではありません。
前傾しているぶん縦回転になるので注意しましょう。
切り返しからダウンスイングの練習方法としては、トップの姿勢から左足を踏み込んで、左の壁にタックルし、肩と腰をぶつける体重移動に慣れることから始めましょう。
上達への近道は、片山晋呉を育てた名コーチを推奨します
