国内男子ツアーが盛り上がらない不人気の理由と対策の提言



試合が減る一方の男子

2014シーズンの国内ツアー日程について発表されました。

  • 男子ツアー22試合+共催2試合
  • 女子ツアー37試合

と、明らかな「男女格差」になりました。

賞金総額は女子は史上最高額の32億5000万円となり、男子に至ってはまだ確定していない状況です。

女子ツアーは3月の開幕戦から11月の最終戦まで、試合がないのはわずか2週ですが、男子は「歯抜け」状態で、特に夏場には7週もの「歯抜け」ができてしまいました。

無理やりワンアジアツアーの2試合を共催に加え24試合となりましたが、これでもようやく過去最低の試合数に並んだ格好です。

ここでは「男子ツアーの凋落」について、ナゼここまで人気がなくなってしまったのか、について考察してみました。

jgto

国内男子ツアーが不人気の理由

一昔前のAON時代と呼ばれていた頃、70年代後半から90年代前半にかけての盛り上がりは凄まじいものがありました。

「ライバル関係」が功を奏したこと、そして青木功や中嶋常幸が、遠いと思われていた世界レベルで好成績を収めたこともあります。

現在では世界が身近になった感がありますが、成績につながっていません。

視聴者やファンが、簡単に世界レベルを見ることができるようになってしまい、国内ツアーのレベルの低さに気づいてしまった、という理由もあることでしょう。

これはゴルフだけにとどまらず、スポーツ全体にも言えることですが。

 

また、致命的なのは「ファンサービスがヒドい」という意見。

AON時代も決してファンサービスは良くありませんでした。

サインをねだっても無視されるのは当たり前だったのです。

当時はそれでも良かったのですが、今は違います。

タイガー・ウッズでさえ、真摯にファンサービスをしています。

テレビで中継すればギャラリーに罵声を浴びせる選手、サインをお願いしても無視する選手、プロアマ戦ではアマと会話をしない選手、プロアマに参加すらせずグリーンの下調べする選手など、到底「紳士のスポーツ」とはかけ離れた行為を取る選手が多いのも事実です。

 

対策と提言

試合数が少なければ、賞金を減らしても良いはずです。

事実、女子ツアーも優勝賞金が少ない大会だってあるわけですから。

一般ファンをないがしろにして、スポンサー企業探しに頭を下げている現状では、男子ツアーの復活は到底ありえません。

まずは選手全員の意識改革と行動改革からはじめないといけません。

  • プロアマ戦でしっかりと応対し、次年度以降もスポンサー継続したい、と思わせること
  • ファンサービスをキチンと対応すること
  • そのことで、子供は夢を持ち、大人は選手を応援しようとファンの裾野が広がる

まずは「当たり前のこと」を「当たり前のようにこなす」ことから始めないといけないのではないでしょうか。




サブコンテンツ

このページの先頭へ